ベトナムの不動産業界の取引量は大幅に減少した

ベトナムエクスプレスは23日、ベトナムの不動産販売とアパート賃貸の売上高が今年上半期に大幅に減少したと報じた。

 

報道によると、新型コロナウイルス肺炎の大規模な流行は、世界の不動産業界の業績に影響を与えている。ベトナムの不動産サービス会社クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドの報告によると、今年上半期、ベトナムの主要都市における不動産販売は40~60%減少し、家賃も40%下落した。

同社のアレックス・クレイン社長は、「新規開業した不動産プロジェクトの数は昨年同期比で大幅に減少しており、ハノイでは30%減、ホーチミン市では60%減となっている。経済難の時期には、購入者は購入の決定に慎重になる」と述べた。開発業者は無利子ローンや支払い期間の延長といった優遇策を提供しているものの、不動産販売は増加していないという。

高級不動産開発業者は、ベトナム市場における新築住宅の供給が上半期に52%減少し、不動産販売も55%減少し、5年ぶりの低水準となったことを確認した。

さらに、リアルキャピタルアナリティクスのデータによると、投資額が1,000万ドルを超える不動産投資プロジェクトは今年、2019年の6億5,500万ドルから1億8,300万ドルへと75%以上も急落した。

 


投稿日時: 2021年11月3日